Game Developers Conference 2007

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日本語版:http://japan.gdconf.com/

東京ゲームショウよりも随分中身の濃いものが多いような気がするが、単に当方の好みに合う合わないの問題だろうか。
そもそもゲームショウは(少なくともここ最近は)任天堂が全く参加していないので、そこからしてなにやらきな臭さがたっぷり。
(もっともゲームショウGDCとはコンセプトが違うので期待するのは間違いか)
日本も「テレビゲーム大国」などと言っている暇があったら、それらに付随する優れた技術などに国が援助する、こういったイベントを開催するなどすればいいのに。
何もハードだけが技術ではないし、ハードだけでテレビゲームが成立するわけでもない。
本当に日本は政府がダメダメで民間企業の努力で保たれている国だなと実感する。


ちょっと脱線したが、GDCからネタを2、3選んでみる。


スクエニ村田氏ら、「FF XII」のワークフローを公開
最早ゲームソフトそのもののみならずその開発技術まで注目されるというのも時代が変わった感がある。
またFF XIIIでは新しい開発エンジンで製作されると言うことで、これもどのような仕上がりになるかは注目必至。


任天堂の宮本茂氏 創造の源は「ユーザーの顔」と「執念」と「奥様」?
日本よりも海外での評価が高いといわれる宮本氏。
だが、氏の奥様がその創作に少なからず影響を与えているのは意外かもしれない。
氏の製作したゲームやテトリスにも反応しなかった奥様は、今や自分からゲームをプレイし、家族や親戚にもプレイしているゲームを見せて回るほどらしい。
あとはゼルダが当初から評価されていなかったことも当方には意外だった。


任天堂青沼氏、「ゼルダ」の内なるパラダイムシフトを語る
当方のゼルダ好きに再び火をつけた「トワイライトプリンセス」だが、確かにそれまでは長らく低迷に晒されていた。
ドラクエやFFと違い、ここまで試行錯誤、悪戦苦闘など、苦労含めて様々な体験をしたビッグネームタイトルも珍しいかもしれない。
そして青沼氏のご家族もWiiをきっかけにゲームをするようになった、というのも興味深いことだろう。


この任天堂の両氏の基調講演記事を見た限りでは、ゲームの成功には意外にも「ゲーム好き」よりも「ゲームに無関心な層」のほうが深くかかわっているのかもしれないと思えた。


何だかまたゼルダがやりたくなってきた。。。
でも任天堂のハードはNewファミコンSFCしか持っていないや(爆死)